「茶店のぜんざい」はトーブツ食品（株）のプライベートブランド商品です。

トーブツ食品は昭和52年、近畿2府4県とその周辺のゴルフ場専門に飲料・ビン・缶 詰・菓子類・土産類の卸売業として、大阪府門真市にトーブツ食品（株）は設立されました。

その当時、ゴルフ場の茶店は“峠の茶屋”のようなイメージで、ゴルフコース内における憩いの場としてゴルファーに利用されていました。
現代主流となっているペットボトルのスポーツドリンクなどは、まだ出回ってない時期。そんな中、トーブツ食品はゴルフ場に適したドリンクの開発に着手することになりました。
そして昭和52年9月、梅ドリンク・つぶ甘酒・おしるこドリンクをトーブツ食品のPB（プライベートブランド）として発売を開始。徐々に好評を得て、ゴルフ場にトーブツ食品の名前は広まっていきました。

そんな折、関西では、“おしるこ”よりも“ぜんざい”の方が主流ではないかと言う声が多数寄せられ、昭和55年3月に新たなPB商品として“茶店のぜんざい”の販売を開始しました。
冬のイメージが強い“ぜんざい”ですが、暑い夏に人気の「あずきバー」があります。それなら冷やして飲んでも美味しい“ぜんざい”もできるはず！と、『ゴルフをしながら一年通しておいしく飲めるぜんざい』をコンセプトに何度も試行錯誤を重ねて完成しました。その味は令和の現在も変わっていません。

小豆は北海道産100％を使用し、粒が潰れない独自の製法で作られています。
発売当初、「小豆はポリフェノールが豊富で健康に良い」というメディア情報や、健康志向の強まりもあり、売り上げは右肩上がり。

そんな中、最大の追い風になったのが、ABC放送の阪神戦で流れるラジオCM（ナイスショット！茶店のぜんざいトーブツ食品♪）のメロディー。
星野監督率いる阪神タイガースが好調で、2003年のセリーグ優勝も相まって一躍“茶店のぜんざい”の名が広まりました。

現在では全国各地のゴルフ場の茶店に”茶店のぜんざい“は並べられており、年間で約13万食が販売されています。

冬はホットドリンクとして、夏はコールドドリンクとして、さらに冷凍のアイスドリンクとしても楽しめる“茶店のぜんざい”です。