【JAM TODAY】かきジャムレポート
JAM TODAY 新しいフレーバーは「かき」を使ったジャムです。
有馬カンツリー倶楽部内の7番ホールで採れた柿を使用してジャムを作りました。
今回は、柿についての紹介やジャム制作の裏側レポートをお届けしたいと思います!
柿は、日本最古の果物と言われており、大昔から日本人に馴染みのある果物でした。原産国は中国で、そこから日本に伝わってきたという説が有力ですが、詳しくはまだ明らかになっていないのだそう。縄文時代や弥生時代の遺跡から、柿の種の化石が見つかっていることから、この時代から既に食用として柿が食べられていたということがわかります。
柿は、大きく「甘柿」と「渋柿」の二種類に分類されます。渋みの成分である「タンニン」が熟すと水溶性から不溶性に変化し、渋みを感じなくなるのが、甘柿。渋抜きすることで、タンニンが不溶性に変わるのが、渋柿です。有馬カンツリー倶楽部で採れる柿は、甘柿です。
甘柿は、鎌倉時代に日本で突然変異で出来たものだそうです。そこから、品種改良がなされ、さまざまな種類の柿が誕生しました。
そんな大昔から食べられてきた柿ですが、「柿が赤くなると医者が青くなる」とも言われるほど、栄養価が高く、昔から重宝されてきました。
柿には、みかんの2倍も多くのビタミンCが含まれており、動脈硬化予防、老化防止、美肌効果や免疫力を高める効果があります。また、浮腫改善に期待できるカリウムや、腸内環境を整えるのに効果的な食物繊維も含まれています。
渋みの元となるタンニンですが、実は二日酔いの解消に効果があるので、飲みすぎた次の日に柿を食べるのもおすすめです。
一般的に柿は、全体的に鮮やかなオレンジ色が濃くなればなるほど、熟している証拠です。全体的に皮に張りがあり、しっとりとしていて、ブルーム(皮表面に見られる白い粉のこと。水分蒸発を防ぐなどの役割がある)が見られるものが美味しい柿。また、実が重く、ヘタが緑色で4枚の葉が綺麗にしっかり隙間なく実に張り付いているのも、美味しい柿を見分けるポイントとなっています。切った時の断面に黒い斑点が見られることがありますが、タンニンが溶け出していない印なので、これも甘い柿の証拠です。
約40年前からある7番ホールの柿の木ですが、昨年の2022年は全く実が採れませんでした。しかし、幸い今年は多くの実がなり、ジャムを作るだけの量を収穫することが出来ました。木があっても、毎年実る量や収穫出来る量がバラバラなので、ジャムが出来るか出来ないかも年によって違い、直前まで何が出るか分からない、というのもJAM TODAYの醍醐味の一つとなっています。
収穫は、鳥とのタイミング争いの中行われています。そのため、有馬カンツリー倶楽部では鳥に食べられてしまう前の少し早めのうちに収穫します。その後、屋内で2-3週間熟すまで寝かせてから、作業に入ります。
収穫して屋内で追熟させた柿は、柔らかくなっているため、皮は剥かずにヘタだけを取って半分に切り、スプーンで種をすくって中身を取り出します。取り出した果実を鍋のなかに水と一緒に入れて煮立て、レモンと砂糖を加え、アクを取りながら煮詰めます。
もちろん、今回のジャムも保存料や添加物を使用せず作っているので、安心してお召し上がりいただけますよ。
出来たジャムを瓶に詰めて、ラッピングして完成です!有馬カンツリー倶楽部で採れた柿を使用した「かきジャム」。是非この機会にお召し上がりください。
こちらのジャムを使用したアレンジレシピも随時更新予定です。そちらも併わせてお楽しみください!また、Fudo Food公式インスタグラムアカウントでもレシピの紹介やJAM TODAYの現在販売中の商品のご紹介、ご案内をしています。ぜひアカウントをフォローして最新情報をチェックしてくださいね。